r>gとは|資産が生む割合と、経済が伸びる割合をくらべた式
r>gとは、資産が生む収益の割合が、経済の成長率より大きい状態を表した式です。
r は、持っている資産に対して1年でどれだけ収益が出るかの割合です。g は、国全体の稼ぎが1年でどれだけ増えるかの割合です。
何を言っているのか
資産から出た収益を使わずに増やし続ければ、その人の富は、国全体の稼ぎより速く増えていくということです。
収益をすべて使ってしまえば富は増えないので、貯めて増やし続けることが前提になります。
国全体の稼ぎが増える速さは、働く人への分け前の割合が大きく変わらなければ、働いて得る収入が増える速さとおおむね連動します。そのため、もともと資産を持つ人とそうでない人の差は、時間とともに開いていく、という筋道です。
誰が言ったのか
フランスの経済学者トマ・ピケティが、2013年の著書『21世紀の資本』で示しました。
数百年分のデータを集めて、歴史的には r が g を上回る期間が長かったと述べています。
批判もあります
この主張には反論も出ています。
rやgの測り方、資産の中身をどう扱うか、将来も同じ関係が続くのかといった点で議論があります。決着した話ではありません。
ニュースで見かけたら
格差の話で引き合いに出される式です。「だから資産を持つべきだ」という結論に直結するものではありません。もともとは、格差がなぜ開くのかを説明するために示されたものです。
関連する言葉
これは個人の見解です。投資は最終的に自己責任で。
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