Justeco お金と経済ノート

相場のボラティリティ(変動の激しさ)とは? 今週の日経の乱高下からやさしく学ぶ【2026年6月】

ひとことで言うと:今週の日経平均は「最高値→急落→反発→また急落」と激しく上下しました。これはボラティリティ(価格変動の激しさ)が非常に高い状態。背景には、AI・半導体への偏り、好材料と悪材料の交錯、短期資金の出入りがあります。

この記事は2026年6月26日時点の概要です。相場は刻々と動きます。特定の銘柄・商品をすすめるものではありません。投資はご自身の判断と責任で。

今週、何が起きた?

2026年6月の最終週、日経平均はジェットコースターのような値動きでした。

終値(前日比) できごと
6/22(月) 72,353円 8日続伸で史上最高値
6/23(火) 69,788円(-2,565円, -3.55%) AI・半導体急落(下げ幅は歴代5位)
6/24(水) 69,174円(-613円, -0.88%) 続落
6/25(木) 72,366円(+3,191円, +4.61%) マイクロン好決算で大反発、終値で最高値更新
6/26(金) 前引け 69,602円(約-2,760円, -3.82%) また急落

1週間のあいだに、最高値と急落を何度も行き来しました。これが「ボラティリティが高い」という状態です。

ボラティリティってなに?

ボラティリティとは、ざっくり言うと価格の変動の激しさのことです(厳密には値動きのばらつきの大きさ)。

  • ボラティリティが高い=上にも下にも大きく動く(今週の日経)
  • ボラティリティが低い=値動きが穏やか

ボラティリティが高いほど、短期的には儲けも損も大きくなりやすい、ということです。

なぜ今週はこんなに激しかった?

理由は大きく3つあります。

理由①:AI・半導体への「一極集中」

今の日経平均は、AI・半導体関連株の比重(ウエート)が大きい指数です。そのため、半導体に好材料が出れば急騰、悪材料が出れば急落しやすい。指数が「テーマ一本足」のような状態になっています。

理由②:好材料と悪材料が「日替わり」で交錯

今週は材料が日替わりでした。

  • 好材料:米マイクロンの好決算(AIメモリーの需要は本物 → 6/25の急騰)
  • 悪材料:そのメモリー高を理由に、AppleやMicrosoftが製品を値上げ → 大型ハイテク株が売られた(6/26の下げにつながる)

同じ「メモリーが高い」というニュースでも、売る側(半導体メーカー)にはプラス、買う側(スマホ・PCメーカー)にはコスト増。立場で明暗が分かれ、相場の方向が日々入れ替わりました。

理由③:短期資金が値動きを「増幅」

決算や経済指標が続く局面では、短期で売買する資金が出たり入ったりします。これが値動きをさらに大きくします。1社(マイクロン)の決算で指数が±3,000円規模で動いたのは、その表れです。

どう向き合う?(ここは冷静に)

  • ボラティリティが高い時は、上がる日も下がる日も派手です。気持ちは揺さぶられますが、短期の値動きに一喜一憂しすぎないことが大切。
  • 一般論として、こういう時こそ長期・分散・積立といった「振り回されにくい」構え方が助けになります。
  • 「今日は最高値!」「今日は急落!」と毎日売買すると、荒い波に飲まれやすい。自分のリスク許容度と相談を。

まとめ

  • 今週の日経はボラティリティ(変動の激しさ)が極端に高い1週間だった。
  • 理由は ①AI・半導体への一極集中 ②好悪材料の日替わりの交錯 ③短期資金の増幅
  • 荒い時こそ、一喜一憂せず長期目線。これが振り回されないコツ。

AI・半導体株がなぜ乱高下するのかはAI・半導体株はなぜ乱高下する?、コツコツ投資の考え方はドルコスト平均法も参考にどうぞ。


これは一般的な情報提供であり、特定の金融商品の売買をすすめるものではありません。投資はご自身の判断と責任でお願いします。

参考にした情報

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